医学論文ログ

「このような医学論文がある」ということをとても短く紹介するブログです。最近読んだ、もしくはチラ見した医学論文を、内容や質を問わず気の向くままにつぶやき程度に書きます。要約ではなく、自らの独断と偏見でこんなのに役立ちそう、使えそうというような視点でつぶやいています。

薬剤性腱症(toxic tendinopathy)の概要・原因薬剤ごとの特徴 PMID: 24962977

Review

薬剤性腱症(toxic tendinopathy)の概要・原因薬剤ごとの特徴

  • 薬剤性腱症の概要
  • 原因薬剤ごとの特徴:キノロン系抗菌薬、スタチン、全身性ステロイド投与、アロマターゼ阻害薬、イソトレチノイン

 

 腱付着部炎といえば強直性脊椎炎(SpA)を思い浮かべる人が多いと思いますが、鑑別の難しい部位の障害として薬剤性腱症があります。薬剤性の各薬剤を含め、これらの鑑別を考える際に、頻度、リスクファクター、障害されやすい部位などの情報が役立つのではないでしょうか。

PMID: 24962977

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

Kirchgesner T, Larbi A, Omoumi P, Malghem J, Zamali N, Manelfe J, Lecouvet F, Vande Berg B, Djebbar S, Dallaudière B. Drug-induced tendinopathy: from physiology to clinical applications. Joint Bone Spine. 2014 Dec;81(6):485-92. doi: 10.1016/j.jbspin.2014.03.022. Epub 2014 Jun 21. PMID: 24962977.