医学論文ログ

「このような医学論文がある」ということをとても短く紹介するブログです。最近読んだ、もしくはチラ見した医学論文を、内容や質を問わず気の向くままにつぶやき程度に書きます。要約ではなく、自らの独断と偏見でこんなのに役立ちそう、使えそうというような視点でつぶやいています。

シスタチンCの方が腎機能や死亡リスクを正確に反映 PMID: 24004120

Meta-Analysis

シスタチンCの方が腎機能や死亡リスクを正確に反映

  • クレアチニンとシスタチンCの腎機能評価の正確性
  • eGFR低下時(<60):シスタチンCを含む評価の方が正確

 

腎機能評価の際に血清シスタチンC値の方が筋肉の影響を受けず、血清クレアチニン値(血清Cre値)による評価よりも正確であるとよく聞きます。シスタチンCの方が優れている時が実際にどのような時かの一つの指標になると思います。

PMID: 24004120

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

Shlipak MG, Matsushita K, Ärnlöv J, Inker LA, Katz R, Polkinghorne KR, Rothenbacher D, Sarnak MJ, Astor BC, Coresh J, Levey AS, Gansevoort RT; CKD Prognosis Consortium. Cystatin C versus creatinine in determining risk based on kidney function. N Engl J Med. 2013 Sep 5;369(10):932-43. doi: 10.1056/NEJMoa1214234. PMID: 24004120; PMCID: PMC3993094.