Observational
- 予測因子（リスク因子）
副作用が意外にも知られていないこともあるプロトンポンプ阻害薬（PPI）の不適切使用されやすい因子（リスク因子）を探る観察研究。抗血小板薬のADP受容体遮断薬、抗凝固剤のワルファリンといったビタミンK阻害薬のように明らかにオッズ比の高い因子から、わずかにオッズ比が1を上回る性別（男性）や年齢（加齢）まで様々な項目がリスク因子になるという興味深い研究でした。PPIを用いる際に不適切使用にならないよう、不適切使用されやすい人を意識するヒントとしていががでしょうか。
PMID: 36127156.
Koggel LM, Lantinga MA, Büchner FL, Drenth JPH, Frankema JS, Heeregrave EJ, Heringa M, Numans ME, Siersema PD. Predictors for inappropriate proton pump inhibitor use: observational study in primary care. Br J Gen Pract. 2022 Jun 24:BJGP.2022.0178. doi: 10.3399/BJGP.2022.0178. Epub ahead of print. PMID: 36127156.
